【長野】自然とボーダーレス。安曇野ちひろ美術館、内藤廣氏の建築デザイン

安曇野ちひろ美術館の建築を楽しむ

この美術館に入った瞬間、やさしい光が注いで、内装の色合いの優しさなどに、森にでもやってきたような感覚になりました。
まず正面に中庭があり、ガラスばりの一角から緑が目に飛び込んできます。それらはそっとただそこにいて主張しすぎるということはありません。強烈な個性もありません。それが、ただただ心地いいのです。
ゆったり歩くと、小さな館内の順路のいたるところがガラス張りになっており、お庭の緑、ちひろ公園の美しい自然がふわっと自然に目に入ることに気がつきます。内部の天井は木の格子状になっており、その木のぬくもりと相まって、まるで自然の中にいるような感覚になりました。

まるで安曇野の自然を感じながら歩くような美術館。肩の力が抜けていくのを感じます。
心地いい〜!

美術館と外の空気の境界線が限りなく溶け合った、ボーダーレスな美術館。
この圧迫感のない明るくやさしい感じは、大人だけでなく、感性豊かで敏感な子供達ものびのびできそうです。

 

いわさきちひろさんの作品や、その他の絵本作家さんの作品たち、中村好文氏デザインの家具たち、そして安曇野の美しい自然との見事なコラボレーション。

     
中村好文氏デザインの素敵な椅子たちは、お庭や外に向けられています。どの子もとても素敵なデザイン。ぜひ座ってみてください。

 

建築デザインは内藤廣氏

内藤 廣(ないとう ひろし 1950〜)
早稲田大学理工学部建築学科、同大学院に学び、現在(株)内藤廣建築設計事務所代表。東京大学名誉教授。
土木、建築、都市計画、造園、インダストリアルデザインなど、「住」に関わる異なる分野によるデザインのコラボレーションを提唱しました。
安曇野ちひろ美術館は1997年、47歳の時の作品。この取り組み、作風からくるデザインは、安曇野ちひろ美術館でも余すことなく発揮されていることが見て取れました。いわさきちひろの作品(絵画)安曇野の自然(都市計画)、美術館を囲む安曇野ちひろ公園(造園)、そして建築家、中村好文氏の家具デザイン(インダストリアルデザイン)。これらの異なる素晴らしい個性とコラボし、自然とは融合するかのような建築デザイン。感動です。

代表作に

  • 海の博物館(三重県、1992)
  • 牧野富太郎記念美術館(高知県、1999)
  • 高知駅(高知県、2009)
  • 高山駅(岐阜県、2016)
  • 東京のちひろ美術館(東京都、2002)

など他多数。
そして、彼の作品の中で個人的に気になったのが、 老舗和菓子屋とらやの店舗デザイン。

  • TORAYA TOKYO(2012)
  • とらや東京ミッドタウン店(2007)
  • とらや京都店、一条店(2009)
  • とらや御殿場店(2006)

など、多数デザインされているのですね!おしゃれで新旧融合した素晴らしいデザイン。
最新作 ( 2017現在 ) は、富山美術館(富山県、2017)です。

information 安曇野ちひろ美術館

住所 長野県北安曇野郡松川村西原3358-24
TEL 0261-62-0772 テレフォンガイド 0261-62-0777
開館期間:3/1〜11/30 (冬期は休館 12/1〜2月末日 その他 展示替えのため、臨時休館もあり)
開館時間:9:00〜17:00( ※GW、お盆は18:00まで)
休館日:第2・第4 水曜日( ※祝休日は開館、翌平日休館)※GW、8月は無休
入館料:大人800円 高校生以下無料
アクセス:
電車→JR大糸線「信濃松川駅」より約2.5km。駅からタクシーで5分、レンタサイクル15分(☆オススメ)、徒歩30分。
車→長野自動車道「安曇野I.C.」より約30分

website    http://www.chihiro.jp/

 

 

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